「犬と人」。現代社会では、当たり前のように犬と共存している。
いったいいつから犬と人間は、共生しているのか、諸説はあるが、少なくともそれは、およそ10000年以上前より始まったとされています。
首輪は、古くより、装飾・識別・繋留という3つの目的によって使われてきました。
海外では、古代エジプトの壁画等、日本においては平安時代の絵から「犬に首輪」という生活様式を見ることが出来ます。
古代エジプト/縄文時代
いまから3500年前。古代エジプトの壁画や石像には、犬がモチーフとされるものがいくつかあります。そこでみられる首輪は、豪華な装飾が施されているようにも見えます。一方、簡素な縄で繋がれているように見える犬も描かれている為、このころより豪華な首輪は、ステータスシンボルとして利用されていたのかもしれません。
日本では、縄文時代より犬と人は、共生していたとされてます。
古代ギリシャ
古代ギリシャでは、家畜たちを外的から守る番犬として活躍しておりました。外的から急所である首を噛みつかれないように、首輪保護する目的でスパイク付(尖った鋲付)の革首輪が用いられたのです。
古代ローマ/弥生時代
近年映画テルマエロマエで注目を浴びる古代ローマです。映画にも描かれているように、この時代のローマ人は、本当に繊細だったようです。その繊細さは、建造物の繊細さからも伝わってきます。
きっと、古代ローマ人が現代のウォシュレットにであったならば、映画テルマエロマエのように、関心をもったに違いありません。
大衆が犬をかわいがるあまり、ローマの礎を築いたジュリアス・シーザーが大衆に「子供より犬を可愛がるとはなにごとだ!!」と叱責したといわれています。
いつの時代も犬バカは、犬バカなのです。
ポンペイの遺跡でみつかった赤い首輪の「犬の床絵」が有名です。
このころ、日本では、イヌは猟犬として活躍したとされています。
中世/平安時代
ようやくペットとしての概念が確立してゆきます。中世ヨーロッパにいおて、上流階級の貴婦人たちに飼われた犬たちは、宝石や貴金属で装飾された首輪をつけていたのです。
一方、猟犬としても重宝されており、猟犬は、野生のオオカミから守る為、スパイク付の首輪を付けていました。
日本でもイヌがペットとして飼われるようになりますが、外来としてやってきた猫の方が上流階級を中心に可愛がられていたようです。紐につながれている絵の記録は、ありますが、首輪がどのような物だったのでしょうか?
情報お持ちの方いらっしゃれば教えてください。