革の首輪に、名前を刻むということ。 — サクラ犬具製作所のはじまり

サクラ犬具製作所は、洗練されたデザインと、毎日の散歩で頼れる安全性・耐久性を両立した首輪を通して、愛犬との絆が深まる時間を増やすお手伝いをしています。

首輪は、ただの道具ではありません。
ふと触れたときの手ざわり、装着したときの安心感、写真に残る佇まい。
その一つひとつが、愛犬との暮らしの質を変えていくと私たちは考えています。

サクラ犬具製作所は、洗練されたデザインと、毎日の散歩で頼れる安全性・耐久性を両立した首輪を通して、愛犬との絆が深まる時間を増やすお手伝いをしています。

首輪は、ただの道具ではありません。
ふと触れたときの手ざわり、装着したときの安心感、写真に残る佇まい。
その一つひとつが、愛犬との暮らしの質を変えていくと私たちは考えています。

そして首輪には、もうひとつ大切な役割があります。
「この子は、誰かに大切にされている」
そう静かに伝える印であること。
名前を刻んだ一本は、街で出会う人にも、その子の存在をそっと語りかけてくれます。

OUR PHILOSOPHY サクラ犬具のこだわり

私たちのコンセプトは、
「創造性をかきたてる洗練された首輪 ― 環境にも愛犬にもやさしい素材」。

見た目だけでなく、永く使えること。
そして、使い続けるほどに“その子らしさ”が馴染んでいくこと。
そのために、素材選びから仕立てまで、妥協せずに向き合っています。

革は、ヌメ革(100%植物タンニンなめし)を中心に。
触れたときの温度感と、時間とともに深まる表情。毎日使うからこそ、経年変化を美しさとして楽しめる素材を選びます。

金具は、真鍮無垢を中心に。
メッキではなく素材そのものの質感があり、使うほどに味わいが増していきます。

原料コストが高くなることもあります。
それでも私たちがこの素材を選ぶのは、単なる消耗品としてではなく、暮らしに寄り添う相棒として首輪を届けたいからです。

そして何より、首輪が似合う瞬間は ―
飼い主さんの目に、愛犬がいっそう誇らしく映る瞬間でもあるはず。
私たちは、そんな時間を増やすために、デザインと品質を磨き続けています。

OUR STORY サクラ犬具製作所ができるまで

2011年。リーマンショックの余韻、そして東日本大震災。
暗いニュースが続く中で、私たちの家にふっと灯りがともりました。
トイプードルのサクラが、家族になったのです。

初めての散歩に向けて、私はホームセンターで首輪を探しました。
サクラはベージュの毛色に、ほどよいカール。トリミング後は、息をのむほど可愛い。
「この子に似合う首輪を見つけたい」そう思って棚を見ても、心が動くものがありませんでした。

実は私が子どもの頃にも、“サクラ”という名の犬が家にいました。柴犬の雑種で、よく走り回る元気な子でした。
30年以上前のことです。当時、近所のホームセンターで革の首輪を買った記憶があります。赤と青くらいしか選べませんでした。
だからこそ、今の時代ならきっと素敵な首輪があるはず ― そう信じていました。

でも、なかった。

DECISION 自分で作ろう。
サクラに似合う首輪を。

私は長く靴業界で働き、中国やベトナムで生産管理にも携わってきました。
靴づくりは機械化しにくい工程が多く、本来は“人の手”が品質を決めます
けれど現場では、丁寧さより効率が優先されることも少なくありませんでした。品質を上げようと提案すると、「生産数が減る」と抵抗されることもありました。

価格指定・小ロットといった条件が重なると、材料や工程にしわ寄せが起きやすい。
あるとき私は、中国の職人に「日本のお客様が縫製を褒めていた」と伝えました。職人は一瞬だけ、ぱっと嬉しそうに笑いました。けれど、すぐに”効率の作業”へ戻っていった。
作り手が、使い手の顔を思い浮かべながら作ることの難しさを、そこで痛感しました。

だからこそ私たちは、作り手と使い手の距離が近いものづくりをしたい。
必要な機械を揃え、靴販売の傍らで、サクラ犬具製作所を立ち上げました。

あの日、サクラに似合う首輪が見つからなかったこと。
それが今では、たくさんの飼い主さんと愛犬の毎日につながっています。

ANOTHER MEMORY もうひとつの記憶
― 首輪に名前を刻む、ということ

子どもの頃の街には、首輪をしていない犬がうろうろしていることがありました。吠えられたり、追いかけられたりして、怖い思いをしたこともあります。
あの犬たちには、帰る家はあったのだろうか。今思い返すと、そんなことを考えてしまいます。

首輪は、ただの装飾ではない。
「この子は、誰かに大切にされている」
そう静かに示す印でもあると、子ども心に感じていました。

そんな私には、もうひとつ忘れられない記憶があります。

家のサクラは、よく脱走をしました。
首輪を噛みちぎったり、つないでいたチェーンを壊したり。気がつくと、姿が見えなくなっている。

たいていは、ご飯の時間になるとひょこっと帰ってきました。
でも、ある時だけは違いました。
2日、3日と帰ってこない。
心配で、夜もろくに眠れなかったことを、今でも覚えています。

結局、サクラは無事に帰ってきてくれました。
けれどその時、子ども心に強く思ったのです。

名前と連絡先がわかるものを、ちゃんと身につけてあげていたらよかった。

役所でもらった鑑札は、付けていました。
ただ、アルミ製で傷つきやすく、犬が噛んでしまうと、数字が読み取れない状態になっていました。

ぶら下げるタイプの迷子札もあります。
けれど、遊んでいるうちに外れたり、金具が壊れたり、どこかに引っかかったりすることがあります。

だからこそ、私たちは考えました。

迷子札を「後から付ける」のではなく、首輪そのものにしっかり組み込む
簡単には外れず、文字も見やすく、毎日安心して使える形にする。

その想いから生まれたのが、ネームプレート一体型の本革首輪です。

プレート、革、金具、仕上げ。
どれも、見た目だけで選んだものではありません。
毎日使うものだからこそ、丈夫であること。
愛犬の体に触れるものだからこそ、丁寧に仕上げること。
そして、もしもの時に、きちんと役に立つこと

そのために、素材も作りも妥協せず、一点ずつ仕立てています。

マイクロチップという手段もあります。もちろん、それも大切な備えのひとつです。
ただ、迷子になった時、愛犬を見つけてくれた人がその場ですぐに連絡できるものは、やはり首輪に付いた名前と電話番号です。


この首輪を探している方は、きっと本当に愛犬想いな方だと思います。

「うちの子に、もしものことがあったら」
そう考えると、不安になるのは自然なことです。

だからこそ、普段の散歩にも、万が一の備えにもなる一本を。
愛犬を大切に想う方に、安心して選んでいただける首輪でありたいと思っています。

運営会社:有限会社ミヨタ

サクラ犬具製作所 公式ストア

http://www.kubiwan.com

営業時間 12:00-16:00