犬のノミ・マダニ予防はいつ始める?時期は獣医師に相談

散歩から帰ると、玄関で犬の足を拭き、首まわりの毛をそっとかき分ける。ノミ・マダニ予防は「春だけ」と決めつけず、住んでいる地域や散歩の環境、使う薬に合わせて獣医師に相談するのが基本です。予防中も、帰宅後に体を見ておきましょう。

予防を始める日は、地域と暮らしで変わる

ノミやマダニが活動する時期は、地域の気候や環境によって異なります。草むらや林の近くを歩くか、屋外で過ごす時間がどれくらいあるかも、相談するときの手がかりになります。全国一律で「この月から」とは言い切れません。

予防薬にも種類があり、使う間隔や対象となる寄生虫は製品ごとに違います。以前の薬が残っていても、自己判断で開始時期や使い方を変えず、動物病院でその犬に合う方法とスケジュールを確認してください。子犬や持病のある犬、ほかの薬を使っている犬も、先に獣医師へ伝えておきましょう。

予防の時期を決めるとき、私なら「去年と同じだから」より、今年の散歩先と犬の体調を出発点にします。完璧な予定表を作ることより、続けられる方法を獣医師と決めるほうが、日々の手入れになじみます。

散歩後は、毛を分けて皮膚を見る

ノミやマダニは、毛の表面を眺めるだけでは気づきにくいことがあります。帰宅後、明るい場所で毛を指先で分け、皮膚に小さな虫や赤みがないか見ます。耳のまわり、首、脇の下、足先、指の間、お腹まわりなどは、毛が重なったり地面に近かったりする場所です。

犬が嫌がるときは、無理に押さえ込まず、落ち着いているときに分けて見ます。耳の後ろを見ようとしたら、犬が先にこちらの手をくんくん点検することも。お互い、確認には少し時間がかかります。

散歩後の確認は予防の代わりではありません。予防していても、体に変化がないかを見ておく習慣は役立ちます。犬具を作る側としては、予防の方法を増やすことより、飼い主さんが犬の体を無理なく見られる時間を、散歩のあとに作ることを優先したいです。

虫を見つけたら、つぶさず相談を

皮膚にくっついたマダニを見つけたら、指でつぶしたり、無理に引き抜いたりしないでください。取り方によっては口の部分が皮膚に残ることもあるため、動物病院に連絡し、対応を相談しましょう。虫の種類や状態が分からないときも、写真を撮るなどして獣医師に確認してもらう方法があります。

かゆがる、皮膚が赤いなど、気になる変化があるときは原因を決めつけず獣医師に相談してください。犬がぐったりしている、呼吸が苦しそう、立てない、吐く、または飼い主さんが心配だと感じるときは、犬具や家庭での確認より先に、獣医師など専門家へ相談してください。

今日から試せる実践Tips

飼い主が犬の耳の後ろと足先の毛を分けて皮膚を確認する様子

まずは次の散歩の帰宅後、犬が落ち着いてから、耳の後ろと足先の毛を指で分けて皮膚を見てみましょう。虫がいないかだけでなく、いつもの皮膚と違うところがないかを確かめる時間にします。予防薬の開始時期や使い方が曖昧なら、そのときに動物病院へ聞くことを一つだけメモしておけば十分です。

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