シャンプー後に見ておきたい皮膚と被毛の様子

シャンプーを終えて、タオルで水気を取り、少し離れたところで愛犬がふるふると体を震わせる。浴室の湿った空気が残る中で、毛がふわっと立ち上がり、いつもの表情に戻っていく時間は、少しほっとするものです。

せっかく全身に手を触れたあとですから、皮膚や被毛の様子も軽く見ておくと安心です。特別なことをするというより、乾かしながら「いつもと違うところはないかな」と眺めるくらいで十分な場合もあります。

シャンプー後は、皮膚が見えやすい時間です

普段は毛に隠れている皮膚も、シャンプー後は毛が分かれやすく、首まわり、耳の後ろ、わき、内もも、お腹まわりなどを確認しやすくなります。

見ておきたいのは、赤み、かさつき、べたつき、フケのようなもの、いつもより気にして舐める場所がないかといった点です。ただし、少し赤く見えるだけで心配しすぎる必要はありません。洗った直後は、体が温まって皮膚の色が一時的に変わって見える場合もあります。

時間をおいても気になる様子が続くときや、犬がしきりに掻く、触られるのを嫌がるなどの変化があるときは、無理に判断せず、かかりつけの動物病院で相談しておくと安心です。

乾き残りが出やすい場所

シャンプー後の被毛で気をつけたいのは、表面だけ乾いたように見えて、根元に湿り気が残っていることです。特に毛量の多い犬、ダブルコートの犬、首まわりや胸まわりの毛が厚い犬では、内側が乾きにくい場合があります。

手のひらで毛を分け、根元に指を入れてみると、湿り気が残っているかどうかが分かりやすくなります。耳の下、首の後ろ、前足のつけ根、お腹の横、しっぽのつけ根などは、乾き残りが出やすい場所です。

濡れたまま長く過ごすと、犬が冷えたり、皮膚が蒸れやすくなったりする場合があります。ドライヤーの風を近づけすぎず、手で温度を確かめながら、少しずつ乾かしていくとよいでしょう。

毛のもつれや毛玉は、乾かす前後に確認を

シャンプーのあと、毛が細かく絡んでいるところが見つかることがあります。特に耳の後ろ、首輪が当たりやすいあたり、胸、わき、しっぽまわりは、毛がこすれたり動いたりして、もつれが出やすい部分です。

濡れた状態の毛は、乾いた毛より伸びたり絡みやすかったりする場合があります。強く引っぱらず、指で少しずつほぐすか、無理そうなところは乾いてから改めて様子を見るとよいでしょう。

毛玉が皮膚に近いところで固くなっているときは、家庭で無理に切ろうとしない方が安心です。皮膚を傷つけてしまうこともあるため、トリマーさんや動物病院に相談する方法もあります。

首まわりは、皮膚と被毛の両方を見ておく

シャンプーのときは首輪を外すことが多いため、首まわりを見やすい機会でもあります。毛を分けて、皮膚に赤みやこすれたような跡がないか、毛が寝たまま固まっていないかを見ておくとよいでしょう。

シャンプー後すぐに首輪を着ける場合は、首まわりがしっかり乾いているかも確認しておきたいところです。湿り気が残ったまま首輪を着けると、犬によっては蒸れやすく感じる場合があります。

革の首輪を使っている場合も、濡れた被毛に長く触れたままにしない方が、革にとっては穏やかです。犬の体を乾かすついでに、首輪の内側に湿り気や汚れが残っていないかも見ておくと、日々の道具を気持ちよく使いやすくなります。

においは「洗えていない」だけとは限りません

シャンプー後に、すぐに気になるにおいが残ることもあります。被毛の奥が乾ききっていない場合や、耳まわり、口まわり、足先など、においが残りやすい部分がある場合もあります。

においがあるからといって、すぐに洗い直す必要があるとは限りません。洗いすぎることで皮膚に負担がかかる場合もあるため、まずは乾き具合や、どの場所からにおうのかを落ち着いて確認しておくとよいでしょう。

いつもと違うにおいが続く、皮膚の赤みやべたつきが気になる、犬が同じ場所をしきりに気にするようなときは、家庭で判断しすぎず、専門家に相談する方が安心です。

犬の様子も、体の変化を見る手がかりになります

皮膚や被毛だけでなく、シャンプー後の犬の動きも見ておきたいところです。いつもより床に体をこすりつける、同じ場所を掻く、足先を舐め続ける、触ると少し避けるようなしぐさがあるなど、行動に出る場合があります。

もちろん、シャンプー後に体をこすりつけたり、走り回ったりする犬もいます。それ自体をすぐ心配する必要はありません。普段の様子と比べてどうか、しばらくして落ち着くかを見ておくと判断しやすくなります。

記録は簡単でかまいません

気になる場所があったときは、スマートフォンで写真を残しておくと、あとで比べやすくなります。日付と、どの場所だったかだけでも分かれば十分です。

「前回も同じところが赤かったかな」「乾くと目立たなくなったかな」といったことは、記憶だけでは曖昧になりやすいものです。写真や短いメモがあると、次にシャンプーするときの目安にもなります。

お手入れは、愛犬に触れる時間でもあります

シャンプー後の確認は、細かく調べるための時間というより、愛犬の体をいつもより少し丁寧に見る時間です。毛の手触り、皮膚の色、乾きやすい場所、苦手そうな部分。そうした小さな情報が、日々の暮らしの中で役に立つことがあります。

首輪やリードを選ぶときも、犬の体つきや毛量、暮らし方を知っているほど、無理のない選び方につながります。道具は毎日使うものだからこそ、犬の体の様子と一緒に、落ち着いて見直していけるとよいですね。

SAKURA DOGWARE FACTORY
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首輪つくり人がお送りするいろいろなペット情報

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