出かける支度を始めると、子犬が後を追ったり、そわそわしたりすることがあります。留守番の準備は、特別なおもちゃを増やすより、休める場所、水、トイレを用意し、短い時間から一人で過ごす練習を重ねることが基本です。家の広さや子犬の月齢に合わせて、無理のない環境を選びましょう。
まずは「休む・飲む・排せつする」場所を決める
子犬が過ごす範囲は、誤飲やいたずらの心配が少なく、落ち着いて休める場所にします。サークルや安全に区切った一角を使う場合は、寝床とトイレを分けられる広さがあるかを見てください。自由に動ける部屋が必ずしも過ごしやすいとは限りません。家具のすき間や電気コードなどに近づけないよう、環境に合わせて選びます。
水は倒れにくい器などで、子犬が自分で飲める位置に置きます。トイレは普段の場所や覚え具合を踏まえて設置し、留守中に失敗しても叱らず、帰宅後に片づけます。寝床は、普段から使っているものを選ぶと、留守番のたびに環境が変わるのを避けられます。
留守番前に片づけるもの、残すもの
誤って口に入れそうな小物、ひも状のもの、薬、食べ物、倒れやすい物は、子犬の届かない場所へ移します。室温や換気も確認し、直射日光が当たる場所や、暑さ寒さがこもる場所を避けてください。
おもちゃや知育玩具を置くなら、まず飼い主さんが見ている時間に使わせ、壊れたり部品を飲み込んだりしないかを確かめます。留守番のときだけ初めて渡すのは避けましょう。首輪やハーネス、リードなどは、留守中に身につけたままにせず、室内での引っ掛かりを防げる状態にします。
短い時間から、出入りを練習する
いきなり長く家を空けるのではなく、子犬が落ち着いて過ごせる範囲で、短い時間の留守番から始めます。出かける前後の声かけや動きを大げさにせず、戻ったときも落ち着いてから接すると、出入りのたびに興奮が高まるのを避けやすくなります。
留守番中の様子を確認できるなら、鳴き続ける、柵を激しくかむ、落ち着かず動き回るなどがないかを見ます。短い練習でも強い不安が続く場合は、時間を延ばすのをいったん止めてください。留守番できる時間には個体差があり、月齢や食事、排せつの間隔によっても必要な配慮が変わります。
今日から試せる実践Tips

出発前に、寝床、水、トイレ、危険物の順に見て、毎回同じ場所で過ごせるようにします。犬具を作る側から見ると、留守番の準備も新しい物を増やすより、子犬がすでに慣れている物と過ごし方を軸にするのが現実的です。
子犬がぐったりしている、呼吸が苦しそう、立てない、吐く、または飼い主さんが心配な様子があるときは、環境や犬具の工夫より先に獣医師などの専門家へ相談してください。


