犬派と猫派というのは、身の回りに少なからず存在している。
犬を何頭も飼う人もいれば、猫しか眼中にない熱烈な猫派も存在しており、ペット好きの間では永遠のテーマでもある。
この度、スウェーデンの研究者たちが、非常に興味深い研究を行った。
https://www.nature.com/articles/s41598-019-44083-9
犬の飼い主は、『 遺伝的要因により犬を飼う選択をしているかどうか? 』
論文では、『 相加的遺伝因子が主に犬の飼育に寄与し、遺伝率は女性で57%、男性で51%と推定された。 』としいている。
要するに、人の遺伝的構造が犬を飼うかどうかに関して大きな影響を与えた可能性があるということである。しかも、女性のほうが、遺伝的影響を受けやすいのだ。
たしかに縄文時代より犬と共生(猟犬として)していたという可能性を唱える考古学者もおり、人間が長年にわたる犬との共生により、なんらかの理由で遺伝的な影響を与えたといわれると、そうなのかもしれないとも思うが、犬好きが遺伝の可能性があるとは大変な衝撃である。