幼いころより革が好きでした。学生のころ、僅かな小遣いでヌメ革の財布を買い、高級バッグのように色が飴色に変化せずにがっかりした経験があます。実は本物のヌメ革ではなくヌメ革風だったのかもしれません。
使用期間とともに味わい深い風合いに変化してゆくのは、植物タンニンで丁寧なめされているヌメ革のもつ特徴です。
色ムラも大きく、シミがつきやすいことから、量産用の革としては、敬遠される素材でもあります。
最終的に戻ってくるのは基本。料理の世界では食材を生かしたシンプルな料理が人気とも聞きます。
革の世界でも同様です。
革の世界では、最初始めるのはヌメ革。そして、最後に戻ってくる素材もヌメ革。
ソフトにもなり硬くもなるヌメ革。手入れ一つでまるで違う表情をみせるのもヌメ革。
そして、加工方法も無限大なのがヌメ革でもあります。
そもそも、ヌメ革とその他の革は、何が違うのか、知らない人も多いと思います。
ヌメ革以外にクロム鞣しとよばれる革があります。クロムといっても危険なクロムではなく自然界に存在するクロムを使ってなめした革です。ただ、このクロムが厄介者で焼却すると有害な危険なクロムへと変貌するため、あまりエコではない革とされています。また、正しい工程処方でなめされたクロム革は、有害物質が含まれることはありませんが、正しい処方を経ずして三価クロムが変質し、少量ながら有害な六価クロムが含まれる皮革もなかにはあるようです。
クロム革は、表面が均一で、短時間で安価に製造できるため、革の世界では、大変重宝されている革でもあります。
サクラ犬具製作所では、革は、出所の確認できる国内業者のものを厳選して使用しております。
この首輪とリードは、高級バッグの手紐の質感を再現したく、100%ピュアなニーフットオイルを丁寧に塗り込み、
コバをとことん磨き上げて仕上げました。
使いこむほどに味わい深い表情をみせてくれるほずです。
ヌメ革の特徴を最大にいかし、職人がとことんこだわって製作した首輪が『輝き続ける首輪』です。
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