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首輪つくり人がお送りするいろいろなペット情報
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誰でもできる本革首輪つくり その3

7.コバ処理 革は、切ったままにしておくとゲバゲバしてきてしまいます。そのゲバゲバを固める為、水溶性の糊を塗り込むのですが、革職人のこだわりが強い部分でもあります。 家庭にあるもので使えるのは、ヤマト糊です。水などで若干薄め 、 塗り込んで→カドの丸い固いもの(今回は、ドライバーの芯をあてました)で慣らす→乾燥 という工程を2-3回繰り返します。固くなったコバ部分にロウソクを当ててロウを刷り込めば防水性も高くなります。 糊で固める→ヤスリ磨き→角が滑らか道具で慣らすを繰り返すとより、滑らかできれいなコバ面になります。 8.印をつける 穴あける部分に印をつけます。銀ペンは、色の濃い革などでも印がハッキリと出るので便利です。 9.ベルトパンチで穴を開ける ベルトパンチで穴をあけます。意外と真ん中に穴をあけるのが難しいです。 ベルトを縦にして中心を見極めましょう。 10.美錠穴を開ける 美錠用(バックルピン用)の穴あけポンチが便利ですが、作る個数がさほど多くなけれは次のように開けます。 ・最初に縦長の美錠穴の両端に丸の穴をあけます。 ・次に穴と穴をカッターで切れば、美錠穴の出来上がりです。 11.サル革を用意する バックルのほかにベルトループがないと、ベルトが遊んでしまい、犬が噛み千切ってしまいかねません。 ベルトをまとまりよくすれば、予想外の動きによるバックルはずれなどの事故軽減にも役立ちます。 ベルトがギリギリとおるくらいの長さを計測して、写真のように丸めます。 金具は、サル革専用の金具使いましたが、両端に小さな穴をあけて、糸や針金で結んでもOKです。 12.完成 カシメで金具とサル革を固定したら完成です。 製品として販売する首輪は、ここで紹介した以上に機械や道具、材料と手間をかけておりますが、 今回の首輪は、実用最低限に機能する作り方です。

誰でもできる本革首輪つくり その2

  1.寸法を決定します。 お手持ちの首輪を参考にするのが一番良いと思います。バックルのピン中央部分から穴までの寸法が周囲となります。 下記は、16mm幅の首輪で首回り30cmの犬用の参考テンプレートです。 それぞれの犬の首の周囲やバックルの大きさによっても細かな寸法は、変わりますので、調整してください。   2. 革に線を引きます。 銀ペンを使って革に線を引きます。十分な長さをとれるところを使用します。 今回は、約40cm以上とれる場所を16mm幅でカットしました。       3. カッターでカット。 シッカリとした材質の定規を当てながら、線に沿ってカッターでカットします。革の断面がまっすぐになるように、切ります。       4. へり落とし。 この作業は、必須ではありません。ただ、ベルトや首輪は、手に触れる事が多いので、カドを落としたほうが手触りがよく取り回しがしやすいのだと思います。 へり落としは、意外と難易度が高いです。なれないうちは、カドをガリガリにしてしまうこともあるかもしれません。余った革とかで練習後に本番したほうがいいと思います。あと、使う刃によっては、切れ味がイマイチだったりもするので、、、 やってみたい方は是非挑戦を!!       5.ベルトの先をカット ベルトの先を丸くカットします。 まずは、硬貨などてまるく印付けてください。   印つけた天辺部分を定規をつかいまっすぐに裁断!   そして、カドを数回にわけて裁断し、取っていきます。   こんな感じです!!   6.トコ処理 バスコと呼ばれる業務用の処理剤をつかっていますが、ヤマトのりでじゅうぶん代用可能です。 裏面のケバケバによく塗り込みます。   そして、しばらく乾燥させ、完全に乾く前くらいに、圧力をかけてケバケバを寝かせます。 今回は、ドライバーを使いました。滑らかな面のあるものであれば、ガラスブロックやタイル、端材などで代用できるかもしれません。 頻繁にこの作業をやるようなら、専用のガラス板が一番使いやすいです。   その3へ    

野良犬を保護したら実は・・・・

ちょっぴり心温まる動画です。 野良犬を保護したら実は・・・ そこである音をきかせると!!

誰でもできる本革首輪つくり その1

今回は、ついに本革首輪つくり方をレクチャー致します!! 製品を作るときは、ちょっとした機械使いますが、 「実は誰でもできます!!!!!」 首輪つくりの楽しさを是非感じていただきたいなぁと思います。   まず、用意する材料と道具です。 今回は、誰でも出来る事を目指していますので、なるべく身近にあるものを使って・・・   まず工具から   1.カッター・定規・カッターマット 革を切るのに使います。 職人は、革包丁を使いますが、最近のカッターは、よく切れますので直線のカットは、市販のカッターで問題ありません。スパッと切るためにも刃は、新しいのに!!   2.ベルト穴あけ機 又は 穴あけポンチ ベルト穴を開けるのに使います。   3.筆・ドライバー コバ(側面)とトコ(裏面)のケバケバを固めて滑らかにする為のノリを塗るのに使います。ドライバーは、ケバケバの毛並を寝かせるのに使います。   4.ヘリ落とし 革の縁(ヘリ)を落とすのに使います。これは、木のカドをカンナで落とすのと似ていると思います。革のカドを落とすことで、見た目をよくします。 ヘリ落としを使わない仕上げもありますので、必須の道具では、ありませんが、コバ(裁断面)を綺麗に仕上げるにはあったほうがいい道具です。   5.銀ペン又はマジック 革製品の製造では、世界共通とも言えるくらい銀ペンを使います。よく靴や革製品なんかに銀色のあとがついているのを見たことがないでしょうか? 市販されているものでも、たまに消し忘れがあります(笑) レザークラフトのコーナーとかでも銀ペンは、売ってます。残念ながら文具屋さんで見たことはないです・・・ これは、革をカットする場所や穴をあける場所を記すのに使います。マジックなんかでも問題ないと思います。 とにかく印がつけられたら問題ないんです。ただ、マジックは、消えませんので、消えないと困る場所には使わいように!! ただ、銀ペンの使い心地を知ると・・・・   続いて、材料   1.革材料 これは、2mm以上~3.5mm前後の厚みのある革を用意してください。 羊の革などは、柔らかすぎて伸びてしまったり、強度が期待できないので牛革が理想です。 牛革でもキップ(中牛)とかカーフ(子牛)とか種類ありますが、犬の首輪にするなら一番の理想は、ステア(成牛)です。 ただ、革は、天然素材のため、それぞれコンデション異なりますし、犬の犬種によっては、そんなに強度いらない場合もあります。 ご自身の手で確認して、これなら首輪にしても問題ないと思われる素材をぜひ選んでください!   2.バックル 首輪にするにあたってバックルは、とても重要。よく量販店で売られている首輪につかわれている、ロールが巻き付いているバックルは、強度が期待できるものが多いです。 バック用のおしゃれなヤツは、あまり強度がないものもあります。穴に通すピンがしっかりしているヤツを選んでください。 通常バックルは、亜鉛合金ダイキャストでピンが鉄のものが多いですが、中には、全て亜鉛ダイキャストのものがあります。これは、非常にもろくピンがポキッと折れてしまう事もあるので、注意を!!   3.Dリング Dリングは、いろいろありますが、一番丈夫なのは、つなぎ目隙間のないものです。強度的には以下のような感じです。 真鍮Dリング > 亜鉛ダイキャストDリング > つなぎ目隙間あるDリング   4.ヤマトのり 又は コバ処理剤(CMCやトコノール、バスコ下地剤とか) コバをきれいに仕上げるのに使います。 革の裏面と側面は、ゲバゲバしていますので、これをのりをしみこませて毛並を強制的に寝かせます。   5.サル革留め金具 サル革(ベルトループ)を作るのに使う金具です。金具の変わりタコ糸のようなもので縛って作っても問題ありません。   続きは その2  

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