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誰でもできる本革首輪つくり その1

この記事は2013年に公開した「身近な道具で本革首輪づくりを体験するための簡易製作例」です。日常的に使う犬用首輪としては、革の厚み、金具の強度、穴位置、処理方法、犬の体格や引っ張る力に合わせた安全設計がとても重要になります。 誰でもできる本革首輪づくり その1 まずは道具と材料をそろえます 今回は、本革首輪の作り方をできるだけわかりやすく紹介します。 サクラ犬具製作所で製品を作るときは専用の道具や機械も使いますが、ここでは「まず首輪づくりを体験してみる」ことを目的に、なるべく身近な道具で進めます。 仕上がりは販売用の首輪とは異なりますが、革を切る、穴をあける、金具を選ぶ、コバを整えるといった基本の流れは感じていただけると思います。 犬の首輪は、見た目以上に「安全具」としての役割が大きい道具です。実際に愛犬へ使う場合は、素材や金具の強度を十分に確認してください。 用意する工具 1. カッター・定規・カッターマット 革をまっすぐ切るために使います。職人は革包丁を使うことが多いですが、直線のカットであれば市販のカッターでも作業できます。切れ味が悪いと革がよれやすいので、刃は新しいものを使ってください。 2. ベルト穴あけ機 または 穴あけポンチ バックルのピンを通す穴をあけるために使います。穴の大きさが合っていないと、使っているうちに穴が広がったり、金具が不安定になったりすることがあります。 3. 筆・ドライバー 革の側面であるコバや、裏面であるトコの毛羽立ちを整えるために使います。筆で処理剤を塗り、ドライバーなどで毛並みを寝かせて滑らかにします。 4. ヘリ落とし 革の角を落とすための道具です。木材の角をカンナで落とす作業に少し似ています。必須ではありませんが、角を落とすことで手触りがよくなり、見た目も整います。 5. 銀ペン または マジック 革を切る位置や穴をあける位置に印をつけるために使います。革製品づくりでは銀ペンがよく使われます。マジックでも代用できますが、消えないため、見える場所には使わないよう注意してください。 用意する材料 1. 革材料 首輪に使う革は、目安として2mm以上から3.5mm前後の厚みがあるものを選びます。羊革など柔らかすぎる革は、伸びやすく強度面で不安があるため、牛革が向いています。 牛革にもキップ、カーフ、ステアなど種類があります。犬の首輪として使うなら、強度の面では成牛の革であるステアが理想です。ただし革は天然素材なので、同じ種類でも状態は一枚ずつ異なります。実際に手で確認し、首輪として使える強さがあるかを見て選んでください。 2. バックル 首輪ではバックル選びがとても重要です。量販店の首輪にも使われている、ロールが付いたタイプのバックルは、比較的強度が期待できるものが多いです。 バッグ用のおしゃれなバックルは、犬の首輪に必要な強度を満たしていない場合があります。特にピンの部分がしっかりしているかを確認してください。すべて亜鉛ダイキャスト製のものは、ピンが折れてしまうこともあるため注意が必要です。 3. Dリング リードをつなぐための金具です。Dリングは見た目が似ていても、素材やつなぎ目の有無で強度が変わります。 目安としては、つなぎ目のない真鍮Dリングが丈夫です。簡単に並べると、真鍮Dリング、亜鉛ダイキャストDリング、つなぎ目に隙間のあるDリングの順に強度差が出やすくなります。 4. ヤマトのり または コバ処理剤 革の側面や裏面の毛羽立ちを整えるために使います。専用の処理剤としては、CMC、トコノール、バスコ下地剤などがあります。簡易的な体験であれば、身近なものを使って仕上げの感覚を試すこともできます。 5. サル革留め金具 ベルトの余った部分を通すサル革、つまりベルトループを作るための金具です。金具の代わりに、タコ糸のような丈夫な糸で縛って作る方法もあります。 販売している首輪とは別仕様です この記事の首輪づくりは、あくまで身近な道具で体験するための簡易的な内容です。サクラ犬具製作所で販売している首輪は、毎日の使用を前提に、革、金具、サイズ、仕上げを選んで製作しています。 その2へ進む

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