台風前の対策は何か? ペットの為にできること
千葉県などで大きな被害をもたらした台風15号では、都市型災害における新たな課題が浮かび上がった。一週間程度の備蓄などで乗り切ることを前提とした災害対策を今一度見直し、ペットの為に早め早めの対策を講じることが大切だ。大型の19号を目前にした今できる対策をまとめてみた。
『断水』と『長期停電』
■体温管理の為にタオルと毛布を用意
15号では、被災によりライフラインである電気と水が長期間使用できない現実を目のあたりにした。電気が使えないという事は、エアコンも使えない。体温に敏感な疾患をもつペットやフレブルやパグなどの短頭種は、 体温管理がキーとなる。19号が過ぎた後は、そこまで気温が高くなる予報ではないが、念のため、水を絞って体温を下げることのできるタオルと、寒くなった場合には、体を温めてあげることのできる毛布を用意しておくと良いだろう。
■台風前に水を確保
浴槽やバケツなどに綺麗な水をあらかじめ確保しておくと、断水発生時に慌てることなく対処ができる。飼い主の気持ちに敏感なペットにとっては、飼い主の冷静な態度があれば安心できるはず。
■通信手段の確保
被災時の情報収集は、いまやスマホの時代。特にペットに関する避難情報は、集める事が難しい為、被災時にスマホが使えることは大変心強い。スマホが使える環境を確保する為にもモバイルバッテリーを用意して万が一に備えよう。電源不要のソーラータイプのモバイルバッテリーもある。
近くの携帯基地局が寸断される可能性もゼロではない。予め近くのフリーWifiスポットを調べる。
公衆電話も災害時は、有効な通信手段とされている。公衆電話は、停電発生時でも利用できるため、あらかじめ近く公衆電話の位置を把握しておこう。
外のものは全て中へ もちろんペットも
固定されておらず外に置かれているものは、暴風により飛散する可能性があり、思わぬ事故につながりかねない為、固定されていない物は、すべて中にしまう。外飼いで犬小屋をアンカーボルトなどで強固に固定してない場合は、犬小屋ごと中にしまいたい。ほかにも犬用のエサ皿やおもちゃなどしまい忘れないよう注意が必要だ。
養生テープで事故防止
暴風時は、物が飛んできて窓が割れる危険性がある。台風15号では、店舗のガラスが無残にも割れている状況が映し出された。店舗ガラスは、家庭用のものよりかなり厚く強固である。しかし、暴風により飛んでくるものに対しては、無力だということを痛感させられた。窓が割れた時ペットが近くにいれば大けがしかねない為、あらかじめ雨戸やシャッターをしめて対策をしよう。雨戸シャッターがない場合は、窓の外からベニヤなど打ち付けて守ると良いだろう。それが出来ない場合は、内側から、ダンボールなどを張り付けるか、割れた時にも飛散しないように放射状に 養生テープを貼る。養生テープは、少しの水分でもはがれにくい強力粘着タイプがおすすめ。
マイカーのガソリンは満タンに
災害発生時は、燃料給油が困難になる。慌てることのないよう、台風が来る前に燃料を満タンにしておこう。
食料の確保
ドックフードを与えている場合は、数週間から一カ月程度は常にある事が多いだろう。しかし、毎日手作りしていたり、缶詰を都度購入している場合などでも、保存の効くドックフードを非常用に用意したいところ。避難時に初めて食べるフードだと避難時ストレスのかかる環境下では拒絶する可能性もある為、普段からおやつなど慣らすと良い。最低でも1週間程度のフードと水、長期停電などの可能性を考慮するなら1カ月程度はあると良いだろう。
避難時のことなどについては、以下の記事をご参考下さい。
http://176.34.59.152/?p=2418
世界動物の日 犬・猫の殺処分を考える
10月4日 動物愛護・保護のための世界的な記念日『世界動物の日』です。
保護動物の殺処分について改めて考えてみたいと思います。
我が国では、平成 24 年、「動物の愛護及び管理に関する法律」(昭和 48 年法律第 105 号)が一部改正され、都道府県知事等は、犬猫の殺処分がなくなることを目指して、引き取った犬猫の飼い主斡旋等に努めるとする規定(第 35 条第 4 項)が盛り込まれました。
犬猫の殺処分率が激減
H23.に79.1%あった保護犬・猫の殺処分率は、改正法以来、大きく減り、H29には42.9%になり、犬猫の処分率は、大幅に低下しています。改正法では、飼い主はペットが死ぬまで飼い続ける責務があることが盛り込まれ、引き取った犬や猫の返還や譲渡に関する努力義務が示された事により、犬や猫の返還・譲渡数が急激に伸びたように思われます。
しかし、いまだ4万頭(引き取り頭数の4割強)を超える犬猫が殺処分(平成29年度)されています。https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html
犬猫の販売規制が殺処分を減らす可能性
2006 年にペット売買を規制したニューメキシコ州のアルバカーキ市で、動物保護施設で殺処分されるペットの数が35%減少し、 保護ペット譲渡数が23%増加したといった実績も報告されいます。 これ以降アメリカでは、販売規制の流れが加速しています。
2019年1月からカルフォルニア州では、全米初となる 『ペットショップで販売できるのはアニマルシェルターに保護されている犬・ねこ・うさぎに限る』という法律が施行されました。https://www.mag2.com/p/news/381726
2015年度に国内で販売されたイヌとネコのうち、約3%に当たる約2万5000頭が流通過程で死んだという。流通過程での死亡数としては、考えさせられる数字です。https://www.excite.co.jp/news/article/Myjitsu_030446/
ブリーディングの問題
本来、ブリーダーは、血統の維持とともに、犬種の特性と健康を維持する責務があるはずです。残念ながら、近年は、外見的特徴を重視するブリーディングによって、様々な疾患を持つ犬が多く誕生している現実があります。 結果として、疾患を知らずに購入した飼い主が、医療的サポートが困難になり飼育放棄する事例もあると聞きます。
今後の課題
平成 24 年、「動物の愛護及び管理に関する法律」一部改正により、都道府県知事等は、犬猫の殺処分がなくなることを目指して、引き取っ た犬猫の飼い主斡旋等に努めるとする規定(第 35 条第 4 項)が盛り込まれた事により、殺処分率は、大きく減り日本における動物保護の環境は大きく改善されつつある。しかし、殺処分に関しては、収容施設ごと施設のスペースや予算が限られる事から、保護施設の返還・譲渡努力義務だけ解決するのは難しい側面もあります。
飼い主の責務を全うする事が大切であり、安易なペット購入がある限り悲劇は繰り返されます。世界的には、ペットショップでの生体販売を見直す流れにあり、そろそろ日本でも生体販売の方法やブリーディングに関する規制を考え直す時期に来ているはずです。
犬が吠える理由を知り無駄吠え対策!!祖先であるオオカミは吠えないのに・・・
犬にとって吠える行為は、コミュニケーション手段であると考えられています。
縄張りへの警戒、注意を惹きたい、恐怖、喜び、空腹、孤独など人間とのコミュニケーションで吠えるという行為を犬は多用しています。行動学者ドロイト博士によれば、犬の家畜化の過程で、吠えるようになったのは、人間も音を発するからだといいます。
オオカミも遠吠えやうなり声を使って意思表示を示すことがありますが、 野生のオオカミは犬のように吠える事はほとんどありません。オオカミは、群れの中では主にボディランゲージを使用してコミュニュケーションをとり社会的秩序を構築しています。例えば、ボスオオカミに対して従属的なオオカミは、横たわって服従を示します。そして、お尻をボスオオカミの方に向け、臭いをかぐことを許します。怒っているときは、歯をむき出して、耳をまっすぐにするなどです。
実は、犬も群れになるとオオカミ同様たくさんのボディランゲージでコミュニケーションをします。
しかし、人間に対して犬のボディランゲージは無力です。会話(音)でコミュニケーションすることを基本としている人間を見てゆくなかで、吠えて意思表示することを犬が覚えていったのかもしれませんね。
犬がボディランゲージ ⇒ 人間は無視(理解できない)
犬が吠える ⇒ 人間が反応する(理解できるケースも多い)
なぜ犬が吠えるかを理解すれば、犬の無駄吠えに対処できます。
私は、犬が飼い主に向かって無駄吠えするシチュエーションでは、基本無視します。そして、外的な人や物に向かって無駄吠えを始めれば、低い声で注意します。
餌や散歩のシチュエーションで吠える事もありますが、吠えたり興奮した場合は、犬が落ち着くまで静止して無視します。
犬が落ち着いたら、餌を与えたり、散歩に連れ出したりするのです。
犬が吠える ⇒ 人間は反応しない もしくは 注意
という事を繰り返してゆくうちに、無駄吠えは少なくなっていくはずです。
犬はコミュニケーションの手段として吠えているので、犬のボディランゲージを観察して理解したり短い吠え(一回だけワンっ!!)のようなカタチのみ許し、飼い主と犬の意思疎通をはかると犬も落ち着き、吠えなくても大丈夫だ!という安心感を与える事ができるはずです。
脳科学が示す犬の可能性
9月2日付けの学術誌「Journal of Neuroscience」に発表された。 33品種 62匹の犬をMRI 解析した最新の研究によると、犬の脳構造は、品種により異なることがわかった。
人間は、数百年にわたり、狩猟、牧畜、警備、コンパニオンペットなど様々な役目を与える為、それぞれの目的に合う、特徴をもつ犬を選択的交配してきた。
犬の見た目は、『 特徴にもとづく交配を20代、30代と続けていくうちに、初代からは想像もつかない容姿になる 』。しかし、今回の研究によれば、人間による犬の繁殖は、見た目だけではなく、脳の組織構造も変化させてきたのだ。
過去のMRI解析では、犬も感情を持つことが示され、人間の脳と非常に似た働きをする部分があることも示唆されている。
オオカミと遺伝学的にはほぼ変わらないDNAを持つにも関わらず、このような多様性を生み出す犬はという存在は、実は、人間以上のスピードで進化してきたのかもしれない。
近年の選択的交配は、身体能力や性格などによる交配よりも、品種ごとに定められた外見的特徴を維持することに重きが行われている。2008年イギリスBBCで放送された『 Pedigree Dogs Exposed(邦題: 犬たちの悲鳴~ブリーディングが引き起こす遺伝病~ ) 』は、現代のブリーディングによって引き起こされる様々な問題を示した。
人間の選択的交配は、犬の『外見、健康、身体能力、性格』を大きく左右する。遺伝疾患を持った犬の心情を考えるといたたまれない思いとなると同時に、痛みや苦痛により本来与えられた性格的特徴を生かすことが出来ない可能性もあるのではないかと考えてしまう。
人は見た目に惹かれて犬を選ぶケースが多いように思う。はじめて犬を飼う場合、その裏に遺伝子疾患があるかもしれないなんて、微塵も考えない。
犬が人間の選択的交配により、特定の分野において優れた能力(脳構造)持つように進化したという示唆を肯定的に捉えるのであれば、 そろそろ、私たちは、外見的特徴に囚われる犬選びから卒業し、それぞれ特徴的能力や性格があるという事をよく理解した上で、人生のパートナーとして犬を迎え入れるべきかもしれない。
台湾ドッグ/台湾犬(フォルモサンマウンテンドッグ)
体格 高さ43-52cm 体重 12-18kg
台湾犬(以下フォルモンサン)はもともと台湾原産の犬で、古代の地元住民が中央の山岳地帯で暮らしていた「パリア犬」と呼ばれる南アジアの狩猟犬の子孫。
都市部では、交雑が進み 現在では純血種のフォルモサンは非常に希少です。
Sung Yung-yi が1976-1980年に行った調査によると、 46種類の純血のうち、血液検査では日本南部で見つかった犬と関連があり南アジア猟犬の子孫である事が確認できました。
とても利口で飼い主への忠誠心、縄張りでの防衛本能が強く出るのが特徴です。非常に高い学習能力により、よく訓練されたフォルモンサンは、パトロール犬や災害救助犬としても活躍しています。しかし、訓練されていないフォルモンサンは、防御本能により過度に攻撃的になる傾向があります。
2004年には、FCIにより、暫定公認を受け、2015年に台湾ドッグとして正式公認犬になりました。
最も一般的なコートカラーは、プリンドルで、ブラック、フォーンなどもある。舌には黒のコーティングカラーがあり、フォルモンサンの特徴の一つとされています。
ブタ耳の犬おやつが感染源? 米国食品医薬品局がサルモネラ感染症との関係を調査
サルモネラ菌が付着した豚耳のペットおやつが、45人に感染したサルモネラ感染症発生の原因となっている可能性があり、FDAがサルモネラ感染症とブタ耳の関係を調査しています。
FDA has updated the advisory about its ongoing pig ear pet treat investigation with recall info from Pet Supplies Plus (PSP) https://t.co/HuPlQjzPHV. pic.twitter.com/zkyAOOwuFY— FDA CVM (@FDAanimalhealth) 2019年7月5日
当局によると、調査した24人のうち、17人がブタ耳のおやつ、ブタ耳を食べた犬との接触があったと報告しています。
2019/7/3 米国ペット用品販売大手『Pet Supplies Plus』は、ブタ耳おやつのリコールを開始しました。バラ売りのブタ耳で、 包装済みのメーカー製ブタ耳は、この自主回収には含まれていません。
ミシガン州農業農村開発局によるテストの結果、いくつかの店舗でバラ売りのブタ耳製品がサルモネラ菌陽性であることが判明したそうです。
但し、45人の感染者が、Pet Supplies...
犬が熱い車の中で死ぬには6分しかかからない
近年、世界的に広がる猛暑により、犬が熱い車に放置され命を落とす危険性が一段と増しています。
欧米を中心に動物愛護団体が車内放置における警告や車内放置抑止キャンペーンをしています。
犬の体温が、41度を超えると熱射病の危険があります。
人間とは異なり、犬は汗によって体温調節をすることができません。体温上昇は、身体に深刻なダメージを与え始めます。
44度でそれらの循環器系は機能しなくなり始め、それは腎不全、脳損傷および内部出血を引き起こす可能性があるのです。
サンフランシスコ州立大学地球科学科の推計のよると、車内はわずか10分程度で、10度を超す上昇する可能性があり、20分では、15度を超える。
そして60分の経過では、25度もの温度上昇があるのです。
RSPCA(オーストラリア)は、『犬が熱い車の中で死ぬには6分しかかからない』と警告しています。
犬を車内に放置する事は非常に危険性の高い行為です。そして、日の当たる場所にある犬小屋や日陰のないスペースに係留、放す場合も同様に注意する必要があります。
□経過時間と推定車内温度
経過時間
外気温(℃)
0分21.123.926.729.432.23510分31.734.437.24042.845.620分37.24042.845.648.351.130分4042.845.648.351.153.940分42.24547.850.653.356.150分43.946.749.452.25557.860分4547.850.653.356.158.9> 1時間46.148.951.754.457.260
出典 AVMA ,サンフランシスコ州立大学地球科学科
心臓病とドッグフードの関係とは?
犬や猫の拡張型心筋症(DCM)とペットフードの関係性について調査している アメリカ食品医薬局(FDA)が、16のペットフードブランドと拡張型心筋症の各ケース(500例以上)をリストアップした レポートを公表した。
https://www.fda.gov/media/128303/download
https://www.fda.gov/animal-veterinary/animal-health-literacy/questions-answers-fda-center-veterinary-medicines-investigation-possible-connection-between-diet-and
最も多く報告されている事例は、エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆、およびさまざまな種類のジャガイモを含むペットフードとしています。
FDAは、各メーカーへのペットフード回収依頼などされておらず、研究結果に基づく因果関係なども示されていないことから、今後の調査研究に期待されるところです。
拡張心筋症は、心臓の筋肉が薄くなり、心臓筋肉収縮能力の低下にともない血液を送り出す力よわくなり、心臓の部屋が拡張する病気です。現在、原因については詳しく分かっておらず、遺伝的要因やタウリン、Lカルニチンの不足によって引き起こされる可能性が指摘されています。不整脈や呼吸困難、失神など命に係わる重篤な症状を引き起こす場合があります。


