Category: 犬の豆知識
近年、世界的に広がる猛暑により、犬が熱い車に放置され命を落とす危険性が一段と増しています。
欧米を中心に動物愛護団体が車内放置における警告や車内放置抑止キャンペーンをしています。
犬の体温が、41度を超えると熱射病の危険があります。
人間とは異なり、犬は汗によって体温調節をすることができません。体温上昇は、身体に深刻なダメージを与え始めます。
44度でそれらの循環器系は機能しなくなり始め、それは腎不全、脳損傷および内部出血を引き起こす可能性があるのです。
サンフランシスコ州立大学地球科学科の推計のよると、車内はわずか10分程度で、10度を超す上昇する可能性があり、20分では、15度を超える。
そして60分の経過では、25度もの温度上昇があるのです。
RSPCA(オーストラリア)は、『犬が熱い車の中で死ぬには6分しかかからない』と警告しています。
犬を車内に放置する事は非常に危険性の高い行為です。そして、日の当たる場所にある犬小屋や日陰のないスペースに係留、放す場合も同様に注意する必要があります。
□経過時間と推定車内温度
経過時間
外気温(℃)
0分21.123.926.729.432.23510分31.734.437.24042.845.620分37.24042.845.648.351.130分4042.845.648.351.153.940分42.24547.850.653.356.150分43.946.749.452.25557.860分4547.850.653.356.158.9> 1時間46.148.951.754.457.260
出典 AVMA ,サンフランシスコ州立大学地球科学科
犬や猫の拡張型心筋症(DCM)とペットフードの関係性について調査している アメリカ食品医薬局(FDA)が、16のペットフードブランドと拡張型心筋症の各ケース(500例以上)をリストアップした レポートを公表した。
https://www.fda.gov/media/128303/download
https://www.fda.gov/animal-veterinary/animal-health-literacy/questions-answers-fda-center-veterinary-medicines-investigation-possible-connection-between-diet-and
最も多く報告されている事例は、エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆、およびさまざまな種類のジャガイモを含むペットフードとしています。
FDAは、各メーカーへのペットフード回収依頼などされておらず、研究結果に基づく因果関係なども示されていないことから、今後の調査研究に期待されるところです。
拡張心筋症は、心臓の筋肉が薄くなり、心臓筋肉収縮能力の低下にともない血液を送り出す力よわくなり、心臓の部屋が拡張する病気です。現在、原因については詳しく分かっておらず、遺伝的要因やタウリン、Lカルニチンの不足によって引き起こされる可能性が指摘されています。不整脈や呼吸困難、失神など命に係わる重篤な症状を引き起こす場合があります。
犬派と猫派というのは、身の回りに少なからず存在している。
犬を何頭も飼う人もいれば、猫しか眼中にない熱烈な猫派も存在しており、ペット好きの間では永遠のテーマでもある。
この度、スウェーデンの研究者たちが、非常に興味深い研究を行った。
https://www.nature.com/articles/s41598-019-44083-9
犬の飼い主は、『 遺伝的要因により犬を飼う選択をしているかどうか? 』
論文では、『 相加的遺伝因子が主に犬の飼育に寄与し、遺伝率は女性で57%、男性で51%と推定された。 』としいている。
要するに、人の遺伝的構造が犬を飼うかどうかに関して大きな影響を与えた可能性があるということである。しかも、女性のほうが、遺伝的影響を受けやすいのだ。
たしかに縄文時代より犬と共生(猟犬として)していたという可能性を唱える考古学者もおり、人間が長年にわたる犬との共生により、なんらかの理由で遺伝的な影響を与えたといわれると、そうなのかもしれないとも思うが、犬好きが遺伝の可能性があるとは大変な衝撃である。
ベトナム原産の希少種『プー・クォック・リッジバック・ドッグ』
Phu Quoc Ridgeback Dog ベトナム原産(フーコック島)
体格 高さ45-54cm 体重 12-18kg
ベトナム原産種。希少な犬種で、珍しいリッジバックと呼ばれる逆毛の毛並みを背中にもつのが特徴。同じようにリッジバックを持つタイリッジバッグドッグと比べると一回り小さい体格で、とても活発な犬である。
島という閉ざされた環境で飼育された事も影響しているのか、とてもユニークな性格を持つとされる。活発でありながら、社会性があり、他の犬や人とのコミュニケーションにおいて優れた能力を持つ。
ペットとして飼育されるケースもあるが、身体能力が高く非常に活動的な為、広いスペースでリードに繋がれずに生活しているケースが多い。
希少種だけに、頭数が多くないが、現地のケンネルクラブでは、将来的な、 公認犬種化(FCI認定)に向け活動している。フランスのケンネルクラブでは、公認犬種として認めている。
世界で急増中の菜食主義。日本でも話題になりつつあるベジタリアンの食生活。
そこで気になるのがベジタリアンのペットは、やはりベジタリアンなのかどうか?
カナダとニュージーランドの大学研究者達が、3673人のペット飼い主を調査した結果、大変興味深い数字が出てきた。
犬猫は元来 肉食動物である。犬に関しては、雑食として知られるが、それでも消化器官は短く肉食に適しており、 肉食獣の特徴である鋭利な犬歯の存在からもわかるとおり肉食に適した動物である。
http://176.34.59.152/?p=608
調査の結果は、3673人のうち、229人の飼い主がベジタリアンと報告している。
そして、58人がペットも「ベジタリアン」
さらに、131人が、植物成分が主原料のフードを与えている
犬猫が植物性原料中心に摂取すると必要栄養素が欠乏すると指摘されていますので、植物ベースでの栄養管理にはかなり注意必要といえます。
しかし、ベタリアンのペットフードに関する健康上のメリット、デメリットに関する研究はすくなく、さらなる研究が必要だと結論づけられています。
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0210806#pone.0210806.ref027
東日本大震災から8年。
震災後は、尊いペットの命を助けたいとペットに寄り添う飼い主や動物愛護活動を行うボランティアの姿がとても印象的でした。
その一方、飼い主とはぐれ、被災ペットとして多くの尊い命が失われました。
そして、未だ飼い主のもとに戻れない被災ペットがいるのも事実です。
ペット同行避難は、自治体間や避難施設間における温度差も大きく、避難所によっては、受け入れてもらえないケースや飼い主が避難所のルールに難儀するケースも少なくなかったそうです。
東日本大震災を経て、ペット避難における課題が大きく浮き彫りになるなか、現在に至るまで、自治体によっては、ペット避難ルールを制定するなど、少しずつ改善されていった印象をうけますが、あくまで人道支援が優先となります。
特に災害発生初期は、人道支援が最優先される為、ペットの支援は受けられないケースが多いです。
ペットを安全に避難させる事は飼い主の責務であることを常に心得ておくべきでしょう。
■■災害への心得■■
1.ペットの避難計画をたてる
災害時、飼い主とペットの同行避難が原則となります。しかし、避難施設によっては、アレルギーなどで、動物と接することができない人がいたり、無駄吠えなどにより、他者に迷惑がかかり、避難所へペットが同行できない可能性もあります。
親戚や友人など保護先を事前に確保し連絡先リストを持ち出し袋に入れておくとよいでしょう。
避難施設では、無駄吠えやトイレマナーができない場合など、周囲から非常に嫌がられます。快く避難施設で受け入れてもらう為にも、無駄吠えやトイレマナーを日頃よりトレーニングしておきましょう。
■■用意すべき防災用品リスト■■
1.未開封のミネラルウォーターとドライフードや缶詰 1週間程度
2.エサ、水用の食器(ボウル)
3.予防接種証明書のコピー
4.常用薬と処方箋のコピー
5.キャリータイプのゲージ(ペットの名前、飼い主連絡先をシールなどで掲示)
6.養生テープ(ゲージ破損時の補強などに役立つ)
7.ペットの写真
8.保護先連絡リスト
9.環境省 災害時におけるペットの救護対策ガイドライン(PDF)
10.トイレシート 1週間分程度
11.防臭マナー袋(ウンチ袋) 1週間分程度
12.ティッシュペーバー/ペーパータオル 1週間分程度
13.予備の首輪とリード
14.迷子札付き首輪
15.消毒液
16.懐中電灯
17.いつも遊んでいるペット用おもちゃ(ストレス緩和に役立ちます)
18.ペット用毛布
『ケージ 養生テープ 毛布』
非難するときや避難施設では、基本的にはキャリータイプのケージの中にいれて置く必要があります。
普段からキャリーバッグに慣らしておくことが重要です。(ケージを小屋として使ったり、ケージの中でエサを上げるなど)
おすすめは、プラスチックタイプのゆとりあるゲージです。避難中にケージが破損した場合にも養生テープにて補強することが出来ます。万が一衝撃などで、扉などがあいたり、ゲージが分解してしまうのを防ぐために、あらかじめ養生テープ補強するとよいでしょう。
東日本大震災では、避難施設内においてケージを毛布で覆う光景が見受けられました。
主にボランティアが用意した毛布を利用したものですが、飼い主が用意しておくとよいでしょう。
寒さ対策、臭い対策にもなりますし、犬は、暗くて狭い場所が大好きなんです。慣れない場所でパニックやストレスにならないよう、避難時初期段階から利用できるように用意しておきましょう。
『首輪 迷子札』
迷子札は、普段から必ず装着するようにしましょう。
すぐに用意できない場合は、応急措置として、消えにくいペン(油性マジックなど)で首輪に直接『飼い主連絡先』を記入すると良いです。
東日本大震災では、多くの犬が様々な保護団体に保護されましたが、迷子札がつけられていない犬が多く、飼い主がみつからないケースが多くありました。
ぶら下げるタイプだと、何か引っかかってとれしまったり、噛み切ってしまう可能性も考えられますので、首輪と一体になっているタイプがおすすめです。
訓練されたペットであっても、災害時などはパニックに陥り逃げ出してしまう事もあります。また、災害は、飼い主が不在の時に起きる可能性があるという事も忘れてはいけません。
災害時にマイクロチップも有効とされております。ただ、保護する可能性のある施設や人すべてが、マイクロチップ読み取り装置を用意している訳ではありません。東日本大震災においては、震災発生直後は、行政が機能せず、県内に動物愛護センターもない状況で、一般の方がホデンティアで保護したケースも多くありました。マイクロチップを入れている場合でも迷子札は必ずつけるようにしましょう。
環境省の調査では、東日本大震災の際にマイクロチップを入れている事で飼い主が判明したケースは無かったのです。なかには、マイクロチップを装着していたものの飼い主登録がされてないケースもあったそうです。一方、鑑札や迷子札装着による飼い主判明率は、100%でした。
『迷子用チラシ・ペットの写真』
迷子用チラシは、迷子になってから用意するものとは限りません。事前に準備することをおすすめします。愛犬の写真も迷子になったとき役だちます。
災害時は、容易にコピーや印刷などできない状況も考えられます。愛犬の写真を貼ったチラシを数枚用意しておくだけでも、迷子になったときやペット用シェルターにて保護された際に非常に役立ちます。
迷子用チラシのテンプレートをご用意しておりますので、ご自由にお使いください
『愛犬が迷子になったら(ページ下にPDFリンクがあります)』
『トイレシート マナー袋 ティッシュ ペット用オムツ』
普段から使用しているトイレシート・マナー袋(ウンチ袋)・ティッシュ・ペット用オムツを最低でも1週間分は用意しておきましょう。ペット用オムツは、ヒートや、ストレスなどで慣れない避難場所での粗相などに役立ちます。
『リード』
キャリーに入れて避難する際に忘れがちになってしまうリード。普段用と別に非常用リードとして持ち出し袋に入れておくとよいでしょう。
環境省 災害時におけるペットの救護対策ガイドライン(PDF)
Airedale Terrier イギリス原産 テリア種
体格 高さ56-62cm 体重 23-32kg
テリア種では、最大の体格でありながら、器用で嗅覚もすぐれ動きも機敏。狩猟犬としてはもちろん、様々な作業犬として活躍している。
19世紀初頭にはイギリス・ドイツなどで軍用犬として重用され、日本の警察犬種にもエアデール・テリアが含まれる。
水のテリアとも呼ばれ 発祥当時は、イギリスのヨークシャー地方でカワウソの狩猟犬として活躍していた。
とても器用で機敏であり威風堂々としたすがたは、他のテリア種とは明らかに違う。
熊本地震においても、多くの動物が被災したことは記憶に新しいところです。被災地では自治体や獣医師会などによって、動物救護本部等が設置され、教護活動が実施されました。
その一方で、避難所につれて行けず放されたり、取り残されたペットたちが多くいたのです。ボランティアや自治体、環境省による保護活動も行われましたが、飼い主不明のままシェルターにのこされたペットも多くいます。
先の震災では、『ペットと災害』という、近代社会における、課題が浮き彫りになり、過去の事例のみでは、対処しきれない事も多くありました。
9月1日は、防災の日です。
あらためて『ペットと災害』について考えてみたいと思います。
■■災害への心得■■
災害は、予期せぬ時に起こるものです。どんな状況下においても最善な行動ができるよう日頃からの準備が大切です。
災害時、飼い主とペットの同行避難が原則となります。しかし、避難施設によっては、アレルギーなどで、動物と接することができない人がいたり、無駄吠えなどにより、他者に迷惑がかかり、避難所へペットが同行できない可能性もあります。
親戚や友人など保護先を事前に確保しておくとよいでしょう。
避難施設では、無駄吠えやトイレマナーができない場合など、周囲から非常に嫌がられます。快く避難施設で受け入れてもらう為にも、無駄吠えやトイレマナーを日頃よりトレーニングしておきましょう。
■■用意すべきもの■■
『食糧 水 薬 ペット用食器』
被災した直後、すぐに救援物資がとどいたり、ペットに対する救護活動が行われるとは限りません。また、救援物資が不足しているような状況下においては、ペットにまで十分な食料と水が行き渡りません。災害直後においては、どうしても人間優先となってしまうのです。
避難施設に物資が到着するのに2-3日、人間優先になってしまうケースも考えると最低でも1週間程度は、用意しておいたほうが安心です。
フードは、いつものフードで問題ありません。ただ、一度袋を開けてしまうと酸化がすすんでしまいます。
備蓄用として、1週間程度の未開封フードと水と常備薬を用意しておくとよいでしょう。
消費期限を確認しながら、一定期間で、買い換えましょう。
エサ、水用の食器(ボウル)も用意しておきましょう。
『ケージ 養生テープ 毛布』
避難するときや避難施設では、基本的にはキャリータイプのケージの中にいれて置く必要があります。
普段からキャリーバッグに慣らしておくことが重要です。(ケージを小屋として使ったり、ケージの中でエサを上げるなど)
おすすめは、プラスチックタイプのゆとりあるゲージです。避難中にケージが破損した場合にも養生テープにて補強することが出来ます。万が一衝撃などで、扉などがあいたり、ゲージが分解してしまうのを防ぐために、あらかじめ養生テープ補強するとよいでしょう。
東日本大震災では、避難施設内においてケージを毛布で覆う光景が見受けられました。
主にボランティアが用意した毛布を利用したものですが、飼い主が用意しておくとよいでしょう。
寒さ対策、臭い対策にもなりますし、犬は、暗くて狭い場所が大好きなんです。慣れない場所でパニックやストレスにならないよう、避難時初期段階から利用できるように用意しておきましょう。
『首輪 迷子札』
迷子札は、普段から必ず装着するようにしましょう。
東日本大震災では、多くの犬が様々な保護団体に保護されましたが、迷子札がつけられていない犬が多く、飼い主がみつからないケースが多くありました。
ぶら下げるタイプだと、何か引っかかってとれしまったり、噛み切ってしまう可能性も考えられますので、首輪と一体になっているタイプがおすすめです。
訓練されたペットであっても、災害時などはパニックに陥り逃げ出してしまう事もあります。また、災害は、飼い主が不在の時に起きる可能性があるという事も忘れてはいけません。
災害時にマイクロチップも有効とされております。ただ、保護する可能性のある施設や人すべてが、マイクロチップ読み取り装置を用意している訳ではありません。東日本大震災においては、震災発生直後は、行政が機能せず、県内に動物愛護センターもない状況で、一般の方がホデンティアで保護したケースも多くありました。マイクロチップを入れている場合でも迷子札は、必ずつけるようにしましょう。
『迷子用チラシ・ペットの写真』
迷子用チラシは、迷子になってから用意するものとは限りません。事前に準備することをおすすめします。愛犬の写真も迷子になったとき役だちます。
災害時は、容易にコピーや印刷などできない状況も考えられます。愛犬の写真を貼ったチラシを数枚用意しておくだけでも、迷子になったときやペット用シェルターにて保護された際に非常に役立ちます。
迷子用チラシのテンプレートをご用意しておりますので、ご自由にお使いください
『愛犬が迷子になったら(ページ下にPDFリンクがあります)』
『トイレシート マナー袋 ティッシュ ペット用オムツ』
普段から使用しているトイレシート・マナー袋(ウンチ袋)・ティッシュ・ペット用オムツを最低でも1週間分は用意しておきましょう。ペット用オムツは、ヒートや、ストレスなどで慣れない避難場所での粗相などに役立ちます。
『リード』
キャリーに入れて避難する際に忘れがちになってしまうリード。普段用と別に非常用リードとして持ち出し袋に入れておくとよいでしょう。
環境省 災害時におけるペットの救護対策ガイドライン(PDF)
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