犬のにおい対策で悩んでいる飼い主さんは、意外と多いようです。
室内犬は、共住空間をともに過ごす訳で、このような悩みから解放される事が望ましいのです。
ただ、意外ににおいの問題の根は、深く、
日常的なケアや管理が重要になってきます。
におい別に5のステップで管理方法をご紹介します。
におい対策その1.
「首輪」
首輪作っていて言うのもなんですが、首輪は、犬のにおいが染み込みやすく、
ケアに困って捨ててしまう方も多いようです。
ただ、においの原因が分かれば、対策もしやすいです。
私が首輪ににおいがついた時にやるのが、
天日干し、またはドライヤーです。
匂いの原因が細菌によるものが主なので、
温風ドライヤーを髪を乾かすような感じで4-5分あててあげるだけで、かなりにおいが軽減します。
天日干しも同様に殺菌効果が期待できます。
70-100度の熱を5-30分程度浴びただけで、かなり多くの菌が死滅するようです。
ただ、色のついている首輪は、若干の色あせなどでる場合もありますので、ご承知の上行ってください。
合皮の場合は、素材がとける場合もあるので、ドライヤーは、避けたほうがいいです。
それに対して、革は、素材にもよりますが、一般のドライヤー熱では、ほとんど問題ありません。
エナメルのようなビニールコーティングしている革は、熱に弱い場合もあります。
におい対策その2.
「口臭」
シャンプーなどマメに行っているにも関わらず、なぜか「臭い」ケースでは、この「口臭」が原因となる事が多いのです。
口臭の原因は、主に2つ「歯・歯茎」と「胃・内臓」からくるものです。
歯・歯茎から来る場合は、歯磨きが効果的です。
内臓系からくる口臭対策として餌の適切な管理がとても重要になってきます。
えさの与えすぎにより、消化に時間がかかると、食べた物は、体内で発酵しガスとなるのです。それが、気管を通じ口から出てきます。
餌の回数をわけて1回あたりを少なくしたり、1日あたりのえさの量を減らすなどして様子を見ましょう。
におい対策その3.
「シャンプー」
シャンプーをするのは、清潔な体を保つためにとても大切です。
最近では、低刺激・自然成分など、すこし回数多くシャンプーしても犬の体に負担をかけないものが多く販売されています。
シャンプーの回数を増やす場合は、自然成分を中心にえらぶなど、できる限り犬の皮膚に負担をかけないようにしましょう。
そして、シャンプー後は、温風ドライヤーで乾かしてください。
温風ドライヤーは、雑菌を抑えるのに役立ちます。
におい対策その4.
「肛門嚢」
肛門絞りというメニューがトリミングサロンにあるのをご存じの方も多いと思います。
犬の肛門には、分泌液をためる袋がついているのですが、
細菌感染や慢性的な下痢などで分泌駅が溜まりすぎたりすると匂いの原因となります。
また、ストレスなどによっても異常分泌が引き起こされることもあります。
定期的にサロンで熟練したトリマーに肛門絞りをしてもらうことが、清潔に保つ秘訣です。
におい対策その5.
「寝具・クッション」
意外と盲点なのが、犬の寝具・クッションなどです。
細菌性の匂いがおおいのですが、長い間、洗わずに交換しなかったりすると、
洗ってもにおいが落ちないなど、対策が取りずらくなる事もあります。
低刺激な洗剤で、定期的に洗濯(毎週)し、乾かした後は、アイロンやドライヤーなどで熱を加え、
5分くらい殺菌をしてあげると良いでしょう。
注意!!!
決して、ファブリーズなどの芳香剤を犬に振りかけるような事はしないでください。皮膚病などを引き起こす恐れもあります。
秘訣・肝臓のケア
肝臓のケアによって劇的ににおいが軽減したという体験談もあるようです。最近は犬のサプリも多く発売されておりますので、肝臓ケアのサプリなどもいいかもしれません。
歯磨きガム
口臭対策をしやすい歯磨きガムなどもあります。毎日の歯磨きが難しい場合などは、積極的に歯磨きガムなどを活用しましょう。