今回は、ついに本革首輪つくり方をレクチャー致します!!
製品を作るときは、ちょっとした機械使いますが、
「実は誰でもできます!!!!!」
首輪つくりの楽しさを是非感じていただきたいなぁと思います。
まず、用意する材料と道具です。
今回は、誰でも出来る事を目指していますので、なるべく身近にあるものを使って・・・
まず工具から
1.カッター・定規・カッターマット
革を切るのに使います。 職人は、革包丁を使いますが、最近のカッターは、よく切れますので直線のカットは、市販のカッターで問題ありません。スパッと切るためにも刃は、新しいのに!!
2.ベルト穴あけ機 又は 穴あけポンチ
ベルト穴を開けるのに使います。
3.筆・ドライバー
コバ(側面)とトコ(裏面)のケバケバを固めて滑らかにする為のノリを塗るのに使います。ドライバーは、ケバケバの毛並を寝かせるのに使います。
4.ヘリ落とし
革の縁(ヘリ)を落とすのに使います。これは、木のカドをカンナで落とすのと似ていると思います。革のカドを落とすことで、見た目をよくします。
ヘリ落としを使わない仕上げもありますので、必須の道具では、ありませんが、コバ(裁断面)を綺麗に仕上げるにはあったほうがいい道具です。
5.銀ペン又はマジック
革製品の製造では、世界共通とも言えるくらい銀ペンを使います。よく靴や革製品なんかに銀色のあとがついているのを見たことがないでしょうか?
市販されているものでも、たまに消し忘れがあります(笑)
レザークラフトのコーナーとかでも銀ペンは、売ってます。残念ながら文具屋さんで見たことはないです・・・
これは、革をカットする場所や穴をあける場所を記すのに使います。マジックなんかでも問題ないと思います。
とにかく印がつけられたら問題ないんです。ただ、マジックは、消えませんので、消えないと困る場所には使わいように!!
ただ、銀ペンの使い心地を知ると・・・・
続いて、材料
1.革材料
これは、2mm以上~3.5mm前後の厚みのある革を用意してください。 羊の革などは、柔らかすぎて伸びてしまったり、強度が期待できないので牛革が理想です。
牛革でもキップ(中牛)とかカーフ(子牛)とか種類ありますが、犬の首輪にするなら一番の理想は、ステア(成牛)です。
ただ、革は、天然素材のため、それぞれコンデション異なりますし、犬の犬種によっては、そんなに強度いらない場合もあります。
ご自身の手で確認して、これなら首輪にしても問題ないと思われる素材をぜひ選んでください!
2.バックル
首輪にするにあたってバックルは、とても重要。よく量販店で売られている首輪につかわれている、ロールが巻き付いているバックルは、強度が期待できるものが多いです。
バック用のおしゃれなヤツは、あまり強度がないものもあります。穴に通すピンがしっかりしているヤツを選んでください。
通常バックルは、亜鉛合金ダイキャストでピンが鉄のものが多いですが、中には、全て亜鉛ダイキャストのものがあります。これは、非常にもろくピンがポキッと折れてしまう事もあるので、注意を!!
3.Dリング
Dリングは、いろいろありますが、一番丈夫なのは、つなぎ目隙間のないものです。強度的には以下のような感じです。
真鍮Dリング > 亜鉛ダイキャストDリング > つなぎ目隙間あるDリング
4.ヤマトのり 又は コバ処理剤(CMCやトコノール、バスコ下地剤とか)
コバをきれいに仕上げるのに使います。 革の裏面と側面は、ゲバゲバしていますので、これをのりをしみこませて毛並を強制的に寝かせます。
5.サル革留め金具
サル革(ベルトループ)を作るのに使う金具です。金具の変わりタコ糸のようなもので縛って作っても問題ありません。
続きは その2